我が家の息子と娘(猫)パート59
2017年 05月 08日
本当にご無沙汰です。パート58を書いて何ヶ月経ったでしょう?もう忘れられそうな位ですね。
えっ、こんなに長い間何をしてたのか?ってワルツは一人になったら何もネタになることをしなくなったのか?って。そんな事は決してありません。ワルツは色んな事をやってくれています。このエッセーのネタに事欠くと言う事はないんです。ワルツは今も1日40gのまんまが足りないと言ってヘルパーさんの足元をうろちょろとまとわり付いています。「ねえ、小母ちゃんもっとまんま沢山ちょうだい。私お腹ペコペコ」こんな風にね。それからタンゴがいなくなってからのワルツは凄く甘えん坊になっちゃった。今年の冬など「母ちゃんの肩におんぶ」と言わんばかりに私の肩に乗って来て「はあ、ここは暖かいし、床よりずっと高いから見晴らしも良いもんね。私、高い所大好き」って感じ。私が体を動かすと「あん、母ちゃん動いたらダメ、私落ちちゃうよ。怖いからあっち行こうと」そう思ったらしい。すたすたと降りて行ったよ。だけど、体を動かさないでじーっとしてたら30分以上肩の上でくつろいでいたよ。この頃は気候も大分暖かくなってきたからかあまり「母ちゃん、おんぶ」は言わなくなったね。
「ねえ、この間またピーポーピーポーの自動車がうちに来たよ。母ちゃん、その事書かなくて良いの」ワルツ、いい事言ってくれるわね。さすが、我が娘。
そうなんですよ。3月5日夜中の1時頃、我が家にまたしても救急車が来たんです。「父ちゃん、胸がって、言い出したんだよね」そうなのよ。それからが大変、病院で検査して貰って結果聞いてビックリ。『大動脈解離』って言う病気だったんだって。「それってどんな病気?」大動脈と言う太い血管に亀裂が入って「母ちゃんがあの時ぐっすり眠ってて、誰も何もしなかったら父ちゃん、いつの間にか天国に逝ってたんじゃないの」その通り。ワルツ、頭良い。でもね、父ちゃんは運が良いと言うか、神様が護って下さっているって言うか。その病気も3週間くらいで治ったんだわ。やっぱりこんな事が出来るのは全知全能の神様だけ。専門のお医者さんもびっくりしてたもんね。
ところが退院して1か月、父ちゃんまた「胸が痛い」って言い出した。今度は夜中じゃなかったし、顔色も悪くなかったからピーポーピーポーの救急車は呼ばないでいつもの介護タクシーで行ったの。それから2週間、未だに父ちゃんはうちに帰ってきません。「ねえ、母ちゃん私父ちゃんの顔、忘れちゃうよ」ワルツがそう言いたそうな顔をしています。早く父ちゃん帰ってこないかな。
今日はこの辺で、この続きはまたいつか。
2017、5、8
bae akemi