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生きる場センターのブログです。


by ikiruba

10月を1つの分岐点として(その1)

 10月からの障害者自立支援法本格施行を前にして、テレビニュースでも問題点が取り上げられたり、行政関連の説明会が開かれたりしています。

 私たちの作業所も自立支援法と無関係ではありません。10月以降、通所者に1割負担をお願いすることになるかもしれません。現在は支払っている工賃の5%を会費としていただいているのですが、かかる経費の10%ということになるとひとり当たりの負担額は今よりずっと増えるはずです。そうなっても毎日通いたいと思ってもらえるかどうか。

 国からの補助金は今年からなくなりました。市独自の作業所補助金もいつまで続くか分からない状況の下、いつまでも補助金を頼った運営はできません。コスト削減の努力と収入を増やす努力が必要です。

 収益を上げて、個々が負担する金額をずっと上回る工賃を支払えるようにしたいとも思っています。そのために何が私たちにできるのか。9月に滋賀のねっこ共働作業所の白杉さんをお招きして学習会をひらきます。ねっこさんでは障害者、健常者同一賃金にこだわり仕事を続けてきています。

 職員だけが夜なべをして納期を間に合わせるといった仕事ではなく、通所者全員が関われるような仕事を探したいと考えています。
(職員・タナカ)

 



 
by ikiruba | 2006-08-11 11:51 | 今日のひとこと。 | Comments(0)